東京都内のマンションに住む私は文化放送の電波が室内にあまり届かず、ノイズまじりで聞く状況でした。せっかくラジオに出るのだったら、鮮明な音で聞きたいと思い、インターネットでAMラジオアンテナで調べたら、ありました!AMラジオ専用のループアンテナというものが!・・・・でも高い。注文生産で18,000円のものから、7,000円前後までこれじゃ手が出ないよーーーーー
インターネットで自作できないか調べたらありました。なんか「電磁誘導」とやらの「物理」的な専門用語が飛び交う世界の中で、素人にもわかりやすいページをもとに作成したものが、下の1辺75cm四角形のAMラジオループアンテナです。
そんな大げさなもの作れないよー!て方 ダンボール箱と導線だけでも出来る方法があります。(下段参照) |
1辺75cm四角形のAMラジオループアンテナ |
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材料費 |
材料 |
単価 |
数量 |
計 |
導線(スピーカー用) |
32円/m |
35m |
1,120円 |
枠板(750mm×50mm×5mm) |
105円 |
4枚 |
420円 |
ポリバリコン+ツマミ |
399円 |
1個 |
399円 |
合計 |
1,939円 |
木工用ボンド、釘、ハンダ等は自宅にあったものを流用 |
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作り方 |
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(1)板で75cmの正方形の枠を作成
大きさは大きければ大きいほど良いとホームページに書いてあったのと、DIYショップに75cmの板があったので加工する手間も省ける、また室内に置くことを考えての最大サイズということで、その大きさにしました。 |
(2)線を枠に巻く
参考にしたホームページで導線が何mいるかの計算を自動でやってくれる理論値では、7回巻き(0.75m×4×7=21m)から9回巻き(0.75m×4×9=28m)の間でAMラジオの全部の帯域をカバー出来そうとのことなので、8回巻き(0.75m×4×9=28m)から始めることにしました。巻いた端をバリコンにつなぎます。
それとは別にピックアップ用の導線を5m準備し、ラジオのアンテナ端子につなぎます。導線を巻いた枠の向き(東京タワーのある方向と平行に)を色々変えて電波の強い所(ノイズが一番少ない位置)に固定し、次にバリコンのつまみを回し、音の大きくなることを確認します。巻き回数を変え、再度の確認等の試行錯誤の末、7回巻きがベストとなりました。昼間でもノイズ無しで聞こえるじゃん!夜になるとノイズは全く無し。ただ、つけっぱなしのテレビとか、電子レンジ、PC等からは離さないとノイズがでます。確定終了後、バリコンと7回巻き導線を半田付けして終了。
バリコンとは ラジオは放送局毎に周波数が違います。その周波数を変えるのがバリコンです。
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配線の状況 |
バリコン本体 |
バリコンつまみ |
バリコン結線 |
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ダンボール箱のAMラジオループアンテナ |
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上で導線が余ったので、試しに作ってみました。約40cm四方のダンボール箱に4回巻き(0.40m×4×4=6.4m)でバリコンが無いのでそのまま結線しました。携帯ラジオを線の上に置いたらノイズしか聞こえなかったラジオから声が聞こえ始めました。ノイズは残っていますが、確かに聞こえます。先ほどのホームページの計算式ですが、バリコン付の計算で、文化放送(AM1134kHz)は9回巻き(0.40m×4×9=14.4m)で聞こえるとのこと。
ラジプリだけに限れば、周波数が高くなればなるほど巻き回数は減らせば良いので、文化放送以外の局はそれより高いので、最大15mそれにプラスしてピックアップ用の導線を10m程準備すれば導線は事足りるかも。アンテナ端子が無いよという方は、ピックアップ用の導線をラジオに巻きつけて下さい。
導線をラジオに巻きつける際、色々試してみてください。内蔵アンテナと直角に巻きつけるのが良いとのことなので、内蔵が故に外からは見えませんから・・・・。
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参考ホームページAMラジオ用のループアンテナを自作しよう又はラジオの遠距離受信のテクニック(こちらの方が専門家向け?) 作ろうかなと考えた方は上記2つのページを見てください。
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おことわり
これは、受信感度を保証するものではありません。自己責任で対応してください。
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